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ベストセラーを書くまで死なない日記

1人特許事務所の所長さんが商業出版に公開チャレンジしてます

039:「よくまとまってる」って、誉めてるのか?

本の評価をするには、3つの視点を分けて考える必要がある。

 

1 トピックそのものの目新しさ 尖った話題を書けてるか

2 トピックの説明の上手さ かみ砕いて説明力で勝負できてるか

3 トピックの網羅性 

 

企画系の人は1)が、講師や先生系の人は2)が、大学の先生は3)が

得意な印象があります。 

 

「よくまとまってる」という評がつく場合は、3)網羅性が一番秀でている場合。

トピックの目新しさに書けてて、読者の知識の輪からは一歩も出てないけど

自分でまとめる手間は省けた、そんなときに付ける評価だ。

 

この本とかそうですね(中身は読んでないので知らない)

https://www.amazon.co.jp/review/R31HB1HKGV7XPE/ref=cm_cr_rdp_perm?ie=UTF8&ASIN=4478068135

 

入門書で「よくまとまってる」がつけば「買い」で、

実用書・中級者向け書籍でこの評がつけば「待て」と判断しております。

 

これだけでは意味が分からないでしょうから、

3冊ほどコメントを付けて紹介しておきます。買ってね(ニッコリ)

 

日本の歴史〈9〉南北朝の動乱 (中公文庫)

日本の歴史〈9〉南北朝の動乱 (中公文庫)

 

40年前の本ですが、「まずはこれを読め」と推薦された本。

この本は1)2)3)とも満点。

 

骨格(全体の目次・構成)論点・事件の網羅性、事実関係の正確性に加え、

説明がこなれている、どの方向からも100点が付けられる珍しい“教科書”です。

 

僕は君たちに武器を配りたい

僕は君たちに武器を配りたい

 

 資本主義とマーケティングの入門書から持ってきました。

3)網羅性など目指した本では無いし、最初から2)説明力勝負を狙った本です。

 

ビジネス書マニアには知ってるトピックばかりでしょうが、

それぞれの話を”大学の新入生にも分かる”ように、かみ砕いて説明してる。

 

それでいてキャッチーな言い回しを使って、

よくある結論だとは気づかれにくいよう工夫してる。

さすがは出版マーケティングのプロが初めて書いた本です。

 

超iPadバカ 2000種類のアプリをためした男のすごい活用術

超iPadバカ 2000種類のアプリをためした男のすごい活用術

 

で、これは1)トピックの目新しさで勝負した本。

一言で言えば、iPadのアプリ紹介本なのです。

 

「全部買って試したらこれが一番だった」と結論だけ書いてて

それに至った思考回路が全く読めない。

アプリの選定自体は素晴らしいだけに、よく編集者が赤入れしなかったな〜と

当時は不思議に思ったものです。

(色々と凄い本なので、一度目を通すことをオススメします)