ベストセラーを書くまで死なない日記

1人特許事務所の所長さんが商業出版に公開チャレンジしてます

069:ランニングする前に読む本(田中宏暁)はマラソン完走への切り札になるか

 

 ニコニコペースで走ろう

会話をしながら走れる程度、心拍数「138ー(年齢÷2)」と
負荷が非常に軽いペースです。
確かに心疾患の人がこなしてもニコニコこなせそうなペースです。
 
ニコニコペースでもハードトレーニング以上に効果がでるよ、という話と
ニコニコペースで練習するといかに健康にいいかって話が交互に出てくるので、
競技力向上・健康増進のどちらにも対応できそうな一冊です。
 

スロージョグで行こう

スロージョグはものすごく遅いペースでのジョギングでして、
時速4キロ程度〜と歩くスピードと全く同じペースで構いません。
 
このペースで「走った」経験のある人はほとんどいないでしょうし、
これをトレーニングと認識してる人も少ないでしょう。
スロージョグで記録が向上するなら、恐ろしいことです。
 

痩せてからジョギングしよう、は間違い?

スロージョグ自体が歩く程度のペースですから、
これまでウォーキングしていた人が同じペースでスロージョグをすれば
もちろん「ジョギング」となります。
 
体への負荷がウォーキングと同じですから、
いくら太り気味の人でも「ジョギングできる」となります。
なんだ、いきなり走り出しても良かったのか。
 

ジョギング界の異端児?

ウォーミングアップは全く不要、
練習前にストレッチをすると筋肉の反発力が落ちるのでよくない、
練習ペースから算出した理論値通りでそのまま走れるなど
「本当ですか?」という記載がかなり多いです。
 
他のマラソン対策本、トレーニング本に比べ、
「楽して効果を出す」ことを強調してます。
 
マラソン業界はとかく精神主義、努力至上主義な面がありますので、
それを是正したかったのでしょう。
私のように「勝負所で頑張れない」「やる気の維持が課題」な人には
「楽なことに流される人には毒薬やなあ」と警戒してしまいました。
 

理論書に近いよね

この著者はニコニコペースでのスロージョグに関する一般書を
何冊か書いています。
本書は講談社ブルーバックス(一般向け科学書のレーベル)ですので、
少し理論寄りの内容で、原理原則の説明が詳しくなっています。
(1項目ごとに論文の紹介・実験結果のチャートが登場します)
 
この本にたどり着く方なら、別のジョギング入門書をすでに読んでるでしょう。
少し目先を変えた情報が欲しいな〜という方には
最適な一冊といえます。

 

 最後に

「ネズミの実験でも、自発的に練習しないと効果がでない」というのが
この本で紹介されてました。
 
部活時代の走り込みが苦痛だった人は、なぜ思った効果がでなかったのか
理由がすっと納得できたのかもしれませんね。